第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
今日一日中目立つのか。
ため息を付きながら、僕は近くにあるガムを食べる。
「あ、主! 朝ご飯も食べてないのに、お菓子なんて食べちゃ駄目だよ!?」
速攻に見つかり、ボッシュートされる。
まぁ、一回噛んじゃったから、ずっと噛み続けるからいいけど。
でも、味がないガムは、なかなか寂しいものもある。
それに、まだ下にたっぷりあるしね……。
みっちゃんが寝てくれたら、補充しよう……!!
そして、運転を続けること数十分。
デパートについてしまった。
みっちゃんはと言うと、鶴丸と楽しげにお喋りしてる。
眠る、なんて隙はありゃしない。
諦めて、僕は味の無くなったガムを捨てる。
「主、僕もこの乗り物を運転したいんだけど……」
「あぁ、免許書っていう許可書が必要だよ」
「そうなんだ……」