第15章 僕らの無人島!?
とりあえず、弟が「いい」っていうんだから、一先ず無人島のことはほっとくことにする。
僕は、仕方なくデパ地下に行くことにした。
そのことを山姥切に伝えたし、みっちゃんたちを迎えに行かないと、後で厄介になる。
そう思って、戻ってみるとお食事フロアの休憩所にて、皆が据わって待っていた。
ちなみに、三条派はお買い物に行ったみたい。
「お、恵。戻ってきたか?」
「うん、とりあえず弟がデパ地下のガトーショコラを欲しがってて」
「主命とあらば!!」
気がつけば、長谷部が「主命とあらば」という伝言を残して消えていた。
さっきまで目の前に居たのに……!?
「長谷部くんが行ったみたいだね。僕らはゲームに戻ろう」
「早くしろ」
って、ちょっと待って。
折角無料で買い放題なんだし、どうせなら僕らもデパ地下の美味しいグルメとか、このお店の洋服とか買いたいよ!!
っていうか、この前みっちゃんたちだけ買ったから、僕の服買ってないんですけど!?
「服買いに行くよ、ほら!」
「えぇー?」
みっちゃん、君のそんなに嫌そうな顔を初めて見たよ。