第14章 山姥切国広、無人島を買う
「これは、とても美味しゅうございます~」
口の周りにソースをいっぱいつけた狐さん。
本当は、虎くんと同じメニューだったんだけど、狐さんが嫌がるから。
店員さんも「体に悪いですよ?」って言うんだけど、狐さんが「どうしても、これが食べたいのですー!!」って泣き落として、お肉ゲット。
満足そうに笑いながら口の周りを舐めてる。
まぁ、付喪神だし大丈夫だよね?
そうそう、本体のほうは遠いテーブルで食べてる。
まぁ、結構団体客は多かったから。
僕は、コース料理を食べながらふと外を見た。
そこには、国広派+兼さん。
ばっちり、目があっちゃった。
「よぉ、お前ら。ここで食ってたのか?」
「あ、うん。ここ、ステーキ肉専門なんだ」
「ほー、小さい料理だなぁ?」
そうそう、運ばれてきたお肉のことだろうね。
でもこれって、これだけで終了じゃないし、それに一つのコースでたくさんの味が楽しめるのが特徴だからさ、ほら。
まぁ、普通の青年は足りないかもなぁ。
「小さいお皿が何個も運ばれてくるんです」
「へぇー、そうかい。俺らもここにするかな」
何やら、買い物済みな国広派は、どかっと遠くの席に座る。
心なしか、山姥切が嬉しそうだ。