第14章 山姥切国広、無人島を買う
そうそう、三日月さんは店員さんオススメのコースにしてた。
こういう時、オススメを教えてくれる店員さんは助かるよね。
そして、数分後。
どうやら、石切丸さんも店員さんオススメメニューしたみたい。
僕? 僕はお昼食べない予定だったけど、雰囲気的に食べないと不味いなって思って、お肉が多めなコースをセレクト。
最終的に、小狐さんはお供の狐に怒られて、強制的にコースを決められてた。
このお供の狐さん、思ったよりお喋りさんなんだよね。
あえて表記してないだけで、鳴狐相手にぺちゃくちゃとずーっとお喋りしてるような狐さん。
あそこは綺麗だー、とか喉が渇いたー、とかあの木に登ってみたいー、とかそんな他愛もない話。
そうそう、五虎ちゃんの虎くんたちも一緒にいるよ。
でも、メニューは特別製。
人間の食べ物じゃ不味いだろうってことで、味付けしてないステーキ肉を出してくれることになったよ。
それと、問題になるだろうと思った僕の隣は、五虎ちゃんになった。
だって、僕は隅っこの席だからね。