第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
武器も置いて、防具も置いて、準備完了。
みっちゃんは、肩の防具、倶利伽羅は腰に巻いてる防具を脱いで、ごく普通の格好になった。
でもさ、どう転んでも鶴丸はきつい。
正直、お留守番してほしい。
「さぁ、行こうじゃないか! 外には、どんな驚きがあるか楽しみだ!!」
玩具を与えられた子供のように、目を輝かせる鶴丸。
お留守番って、凄く言いにくい。
内番になっても、やっぱり目立つしなぁ。
和服っていうのが……。
「行くぞ」
皆が、家の外から出て行く。
我が家は一戸建てだから、マンションのようにお隣さんに会うことはない。
でも、近所の目とか気になるし……、真っ先に鶴丸の服を買おう。
僕も、腹をくくるとしますか。