第14章 山姥切国広、無人島を買う
そういうわけで、僕らは7階にあるお食事フロアなるところにやって来た。
秘密主義のデパートなのに、普通のデパート以上にお店が並んでるや。
しかも、下手な高級ホテルより値段が高い。
というか、全部ミシュランから五つ星認定されてるお店ばかり。
こんな凄い人達が、ここで時間を持て余してるなんて、なんかもったいない気がするなぁ。
「洋食ばかりだね。皆が好きなお寿司はないのかな?」
「ぼく、ようしょくというものをたべてみたいです」
「そうかい? 恵ちゃんは、何食べたい?」
「何食べたいって……」
レストランの人達がゾロゾロと店の中から出てくる。
皆、ニコニコと笑顔で自分の自信作の料理片手に……。
なんというか、笑顔の圧力が怖いよ……。
「わぁ、どれもおいしそうです!!」
今剣くんが、目を輝かせて辺りをキョロキョロと見てる。
一緒についてきた保護者側のほうは、あくまでも今剣くんメインらしく、今剣くんの様子を温かい目で見ている。
ここは、今剣くんに選んでもらおう。
可愛い子供が選ぶんだし、恨みっこはなしだよね?