第14章 山姥切国広、無人島を買う
そうそう。掃除だって、頑張ってやってもあちらこちらにゴミが落ちてるみたいで、後から来た弟が掃除すると、私が掃除した時よりもゴミがいっぱい落ちてるのさ。
見落としてても見えないのって、なんでだろう?
あ、目は悪いほうじゃないよ?
まぁ、元からあまりしない性格が災いしてるんだろうなぁ。
「そんな、家は綺麗に片付いていたでしょう? あまり、お気になさるな」
「いや、あれ僕が掃除したからだよ? 掃除が終わってない部屋は……、入るにはマスクが要るなぁ」
あ、あかん。
まだ掃除してない部屋があったのバレた!?
博士に早くお掃除ロボット頼まないと……。
「――お前、少しは掃除しろよ?」
「あ、う、うん……」
えぇ、面倒だなぁ……。
掃除嫌いなんだよねぇ。
そんなの、ロボットにさせればいいじゃん……。
「まぁ、恵ちゃんにさせたら、また僕が掃除しなきゃいけないし、最初から僕がするよ」
「そ、そこまで言うっ!?」
みっちゃん、確かに私は生活力はないよ。
で、でもさ、ある程度の掃除はできるよ!?
って、もしやこれは掃除させようと煽ってる!?
そうだね、そうなんだろうね!?