第14章 山姥切国広、無人島を買う
「粟田口派は昼食を食べたよね?」
「どんなものがあるか、わからんし、俺っちたちも付いていくぜ」
「姫様の側には、上手いもんが必ずあるからな!!」
何さ、その認識!!
ま、まぁ食べることが好きだから、お菓子を蓄えてるのは否定しないよ。
それに、あれだけ上手いものを食べれば美食家になるのも無理はないんじゃないかなぁ?
あ、でも弟が31のアイスは口に合わないって言ってたし、僕もまだまだ……?
なんか、ホッピングシャワーが駄目で、期間限定のアマレットショコラは非常にまずかったそうだ。
でも、ストリベリーチーズケーキは好きらしく、冷蔵庫に入ってるハーフガロンを一日で平らげてるし。
「恵ちゃんの家には、お菓子しか置いてないからなぁ」
みっちゃんが溜息をつく。
ご、ごもっともな意見でゴメンナサイ。
だって、ご飯はコンビニとか外食で済ませてました。
「まぁ、そのぶん生活力はない」
くっそ、倶利伽羅め。
キッパリ言い切りやがって。
で、でもまぁ、本当のことだから否定はできないよ……。
だって、冷凍の枝豆食べようとして、黒焦げになったことが多すぎるし。
それに、味がついた肉も焦げるし。
カップ焼きそばを作ろうとしても、何故か味が薄くなるんだよね。
餃子作ろうとしても、皮が剥がれて悲惨なことになるし。