第14章 山姥切国広、無人島を買う
「おじいちゃん、これすごくおいしいです!」
「そうか。では、一口もらうぞ?」
「いいですよ! あ、ここのちょこれぇとってぶぶんがおいしいんです」
三条派は、皆仲良くパフェを食べてる。
一緒に頼んでた左文字派は……、食べ歩き。
お行儀悪いなぁ、もう。
「恵ちゃん、早く買い物を終わらせよう!」
「買い物の時くらい、ゲームのこと忘れようよ……」
みっちゃん、そろそろ廃人ロードから抜けだそうね?
って、突っ込んだばかりだし、まだ無理か。
私も廃人ロード突入から二年くらいは抜け出せなかったなぁ。
まぁ、その頃仕事もしてたけど、仕事は仕事できちんとやってたよ。
ゲームで知り合った人と仲良くなって、上手く水を販売してって感じで、業績をあげてたなぁ。
だから、仕事を辞めなきゃいけない時は社長が抵抗したよ。
アットホームないい会社だったよ。
「とりあえずー、皆の服もだけど、家具とか追加しなきゃいけないのかなぁ?」
そうそう、金だけは無駄にある我が家。
おかげさまで、刀剣たちが全員住んでも大丈夫だね。
派ごとに部屋を作っても、まだ余裕はある。
掃除とかは……、ほとんどみっちゃんがやってる。
って言っても、掃除できてなくてほこりだらけの部屋もありそうだなぁ。
仕方ない、博士に言って、掃除用ロボタを作ってもらおう。
もちろん、自分で掃除する気はない。
そんな気があったら、ゴミ屋敷化させてないよ。
弟が帰ってくる前日くらいになると、ゴミ屋敷専門の掃除屋が来るんだもん。
あぁ、ゴッキーに関してはシロアリの薬が効いてるから出てこないよ。
一戸建てでゴッキーに悩まされてるお家は、是非この機会にシロアリ駆除をどうぞ。