第12章 Battle12 毎日がバカンス!!
「とりあえず、先にギルドってやつを作ったらいいんじゃないかな?」
「えー、ギルドってすぐ作れるもの?」
「条件だけでも確認しましょう」
「まぁ、やることないしね」
そういうわけで、ギルド連盟本部へ到着。
ここには、人がほとんど居なくて閑古鳥な状態だ。
「いらっしゃいませ、ギルド連盟本部へようこそ。本日は、どのようなご用件で?」
「ギルドを作りたいんですが、条件を聞いてもいいですか?」
ギルドを作るために出された条件は、ギルドルームを作ること。
ギルドルームは、クリエイターが作れるらしい。
そして、材料も狩りで集めたり採取で集めるとか。
ちなみに、採取はクリエイターのみができる作業だ。
「採取なら、簡単にできるだろ」
そういう、倶利伽羅の一言で僕らは、採取をしようと狩場へ移動。
みっちゃんが採取してる間、暇な僕らは敵を見つけて倒すという方法らしい。
って言っても、敵はほとんど居なくてのどかな風景が広がってる。
「皆ー、とってもいい石が拾えたんだ!!」
「よかったなー、こっちは退屈ですぎて死にそうだ……」
みっちゃんは、採取にハマったみたい。
さっきから、色々な石を集めている。
どうやら、みっちゃんなりにギルドルーム用に必要なレシピを見ながら採取してる、とのこと。
五虎ちゃんや長谷部が必死に敵を倒してくれるから、どうにかレベル2になった。
が、効率厨な僕としては、非常のこの速さがきつい。
って言っても、倒してもらってる側だから文句は言えない。
しかし、倶利伽羅が躍起になって走り回ってる姿は、ちょっと見ものかも。