第12章 Battle12 毎日がバカンス!!
僕は、しぶしぶプール方面に移動。
「駄目ダ、服濡レル、駄目!!」
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!!」
「ちっちゃい子が、こないに頼んでも駄目なん?」
あーあ、愛染たちだ。
プールに入りたくて駄々こねてるみたい。
水着をすぐに用意しなかった私が悪いんだけどさー。
「ほら、皆。ロビタを困らせないで」
「ソウダ、困ラセルト、無駄ニエネルギー無クナル」
「次、買い物に行ったら水着買ってあげるから。それまで我慢してね?」
明石さんに、がっしり腕を掴まれた。
弟が絡むと、どうも兄馬鹿になるからなぁ、この人。
「ほんなら、今すぐ行こか?」
「一人行くと、皆行きたがるでしょ。あんな大勢を運べる乗り物がないんだよ」
「そこをなんとか!! こないに可愛い子が行きたがってるんやで!?」
パンツのまま泳がせるのは、絶対ロビタが許さないね。
どうしたらいいのかなぁ?
このまま、引き下がらせてはもらえないし。
倶利伽羅も、自力で解決しろって言ってたし、しょうが無い、私だけ水着を買いに行くか。
「わかったわかった、水着買ってくるよ……」
「ほんまか? ほな、行こか」
え、えぇっ!?
どうしてこうなるの!?
「いや、連れて行くと他の刀剣が行きたがるし、一人で行くよ……」
「えぇーっ、それまで、蛍丸たちが可哀想やん!?」
これ、絶対蛍丸限定だよね!?
「買い物いきたーい」
「荷物持ちするし、いいだろっ!?」