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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第11章 Battle11 昔の僕と、今の僕


部屋に戻ると、携帯が置いてあるだけで、ジュースがなかった。
五虎ちゃんに持たせるのも、重くて可哀想だし。
まぁ、運んでる姿は可愛いだろうけど。

「五虎ちゃん、ここで待っててねー?」
「あの、何処行くんですか……?」
「飲み物とってくるから」
「僕も、行きますっ……!」

とてとてとついてくる姿が可愛い。
そういえば、虎たちが見当たらないな。
一緒に居ないなんて、珍しい。
そんなことを考えながら、リビングに戻る。
その途中、倶利伽羅の部屋で何か物音がした。

部屋を覗くと……、鳴狐とお供の狐、そして虎たちが気持ちよさそうに眠っているところを発見。
あんな騒動の最中も、ずっと眠ってたんだろう。
起こすのも悪いし、そのままにしよう。

「虎くんたちだ……っ」
「一緒にお昼寝しとく?」
「ううん、ついて行きますっ」

五虎ちゃんが、僕に抱きついてくる。
可愛いなぁ、五虎ちゃんは。
ついつい、頭をなでてしまう。

「――おい、電話をするんじゃなかったのか?」
「あ、倶利伽羅」

倶利伽羅は、手にジュースを持ってた。
どうやら、気を利かせてくれたらしい。

「今、ジュース取りに行こうとしてたんだ」
「――そうか、持ってきてやったぞ」
「ありがとうねー」
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