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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第10章 Battle10 始めて出会った常識刀剣、その名も沖田組


目が覚めると、少し頭に痛みを感じた。
頭を殴られたみたいだし、その時の痛みが残ってるのかもね。

とりあえず、ここは何処だろう?
日本家屋のような、室内だ。
結構小奇麗にしてあるな……、って僕の常日頃の行いが悪いせいで、汚いだけか。
こ、これが普通なんだよねぇ。
最低でも月1で掃除する癖つけないと、ヤバイなぁ。

って、そんなことを考えてる場合じゃなかった。
とりあえず、携帯電話は何処だろう?
弟と会話中だったはず。
僕は、必死にあたりを探すけど、携帯電話は見当たらない。
仕方ない、外に出て帰る道を探してみるか。
そう思って、僕は障子を開けた。

すると、そこには、見慣れた人物が居た。
って言っても、人じゃなくて刀だけどね。

「――あ、姫!」
「あれ、珍しいじゃん。元気してたみたいって……、あ、頭!!」
「へ、頭……?」

沖田組に言われ、僕は首を傾げる。

「うっわぁ、なんで頭から血が出てるのさ!?」
「え、嘘っ!? 結構酷い?」
「軽傷程度だけど、早めに治療しよっか」
「僕が手入れするよ、ほら行こう」

そして、僕は手入れ部屋行きになった。
安定にされるがまま手入れしてもらってる。
その時、改めて僕は刀剣なんだなーって実感した。

「下手くそー、もうちょっと綺麗にやったら?」
「はぁ? お前より、全然上手いし!!」

始まった。
まぁ、二人らしいっちゃ二人らしいなぁ。

っていうか、この二人がいるなら、ここは本丸ってことか。

「ねぇ、二人共。外に帰りたいんだけど、道知ってる?」
「あっ……、もしかして、無理やり連れ戻されたとか?」
「そういえば、つい最近薬研と乱が可笑しな行動してたよなぁ」

ピタリ、と喧嘩を止めるタイミングも同じな二人に、正直、驚いてしまう。
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