第9章 Battle9 VRMMOだからこそ、伝わる温度差
周りを見たら、どの女の子もボンキュッボンでいいスタイル。
たわわに実った果実を惜しげも無く揺らしてる女の子ばかり。
皆、おっぱい全開で楽しげに下着を選んでた。
でも、僕知ってるよ。
こういうことするのって、中身おっさんだということを……。
いくら女相手でも、披露するのは恥ずかしいよね……。
ってなわけで、僕は白をチョイス。
下着は、いつも白って決めてるのさ。
白とピンクのリボンがついた下着はどれも外れがないから最高だと思う。
探してみると、僕が好きな柄のブラ付きキャミがあった。
現実なら、胸が崩れるからこういうの避けてるだけあって、こういうの積極的に着れるんだ。
ちょっとラッキーかも!!
お揃いのパンティもゲットして、僕は更衣室で着替える。
その途中、カーテンの影から、誰かが覗いてる。
うわぁ、最悪。
「すみません、見ないでもらえます?」
「あ、いや……、可愛い下着だなって思って……」
「アンタ、女アバターだからって最低じゃない!? 女になったんなら、それ相応のルール守りなさいよ! じゃないと追いだすわよ!?」
この声、そしてキツイ口調。
チルちゃん……?
確認するために、カーテンから顔を出すと……、そこにはさっき走り去ったチルちゃんが居た。
「あっ……」
「やぁ、チルちゃん」
「セレナ……」
相変わらず元気そうで、何よりだと思う。