第9章 Battle9 VRMMOだからこそ、伝わる温度差
「だらだらゲームする時間を減らしたらどうだ? 少しは動け」
「えぇー、一応水泳続けてるじゃん……?」
「もっと時間を増やすとか、別な運動をしろ」
まぁ、ニート病のせいで体力落ちたのはそうだけどさぁ。
ゲームしてるの楽しいし、こうやって皆で遊びはじめたんだしさ?
「まぁまぁ、後から考えましょう。何なら、俺が毎日トレーニングに付き合うので」
「うーん、ありがとうねー」
んじゃ、今度長谷部の水着買ってくるかー。
でもブーメランとか、いかにも私趣味のDVD(自主規制中)を連想してテンション上がっちゃうから、サーフパンツにしようね!!
サーフパンツっていうのは、男性下着のトランクスってあるでしょ?
あれの、水着バージョンだと思っていいよ。
あー、でも五虎ちゃんならどんな水着でも犯罪級だと思う。
「とりあえず、装備を受け取ろう?」
「それもそうだね」
試験官の所に行くと、装備を受け取る。
そして、僕だけ女性用の着替えルームに案内された。
その、扉を開けば……。
大量の女性下着が置いてあった。
ってことは、えっ、今まで皆ノーブラだったの!?
ノーブラってことは、いつもよりおっぱいがたゆんたゆんしてて美味しい期間じゃない!?
って、自分はそれが原因で食われたんだった。
それを実感すると、上がってたテンションは急激に下る。
とりあえず、ブラは大切、ということを学んだ。