第8章 Battle8 白い子と熱を分け合う
「――あぁ、大丈夫だよ。どうもないって!」
アハハ、と笑いながら両手を振って、元気ですアピール。
「そう? ならよかった。なら、また続きヤれそうだね?」
「へ……?」
にこり、と爽やかに笑うみっちゃん。
次の瞬間、僕は湖の中から引き上げられる。
湖っていっても、洞窟の中にある湖だ。どうやら、さっきの滝裏の洞窟と繋がっているとみた。
「んじゃ、膣(ナカ)や顔も綺麗になったし、もう一戦いきますか?」
「いや、ちょっと待って!!」
僕は、咄嗟に逃げる言い訳を考えた。
そして……。
「トイレ行ってきます」
それだけ言うと、みっちゃんの腕からするりと抜けだそうとした。
が、なかなか離してくれない。
「いいよ、俺見とくから」
ええええっ!?
そんな恥ずかしい真似、絶対嫌ですって!
「おーら、気にすんなって!!」
鶴丸が、水をかけてくる。
それにしても、さっきから鶴丸は気持ちよさそうに泳いでるな。