第7章 Battle7 神かくしの前兆?
みっちゃんが、横から画面を見るようになったいせいで体の調子も戻ってきた。
よかったよかった。
でも、次からみっちゃんに気をつけよう。
みっちゃんって、時々エロくなるよね……。
言い回しとかさ?
とりあえず、こうなれば、無理に女の子らしいキャラにしなくてもいいんだってことに気がついた。
髪はバッサリ短く切って、胸は無くそう。
太ももとかそこらへん全部肉も無くして、ほっそりした少年を目指すべし。
「恵ちゃん、全然可愛くないけど……?」
「いいの、ボーイッシュな子を目指すんだよ!」
「女の子なんだから、もっと可愛くきめようよ?」
「嫌ですー!」
これ以上、変なことされなくないなら、男っぽく生きればいい。
僕は、自分のペースを乱されるが嫌いだから。
「女の子の意味無いよね?」
「いいの、これで」
ちょっと、自棄になってるのは自覚してる。
みっちゃんを困らせてるのも自覚してる。
「はぁ、しょうがないなぁ」
みっちゃんが、不意に動き出した。
「ね、元に戻そう?」
後ろから抱きしめられて、耳元で声がする。
顔が熱くなって、鼓動が可笑しいくらい早くなる。
「もっと可愛くしなきゃ。ね?」
頭がどうか、なりそうだ。