第7章 Battle7 神かくしの前兆?
「却下却下」
金髪碧眼に変える。
「えぇー、恵ちゃんが一番かわいいよ?」
「へ、変なこと言わないでよ!!」
急に、そんなこと言われるから顔が熱い。
いきなり口説いてくるせいで、近かった距離が急に気になりだす。
気がつけば、体を密着させてるし。
何なんだろう、この刀は。
一体、何が目的!?
気を取り直して……、っていうわけにもいかない。
みっちゃんのことは、考えないようにして作らないと。
「えぇー、可愛かったのになぁ。髪型まで変えちゃうんだ?」
耳元で喋るのは、絶対にわざとだ!!
こういう時、いつもなら睨みつけることができるのに。
足を踏むとかね?
なんでか、体が言うことを効かない。
「みっちゃん、もうちょっと離れよう」
「えー、なんで? 画面が見えないよ?」
どうこかしてほしい、この刀!
これ、わかってやってる?
それとも天然かなぁ!?
「みっちゃん、接し方が変態すぎ!!」
「えっ、そんなつもりなかったんだけど……?」
「真後ろから、密着させないで!!」
「ごめんごめん、気が付かなかったんだ」
あはは、と肩をすくめて笑うみっちゃん。
あれが、天然だったなんて……。
男しか知らないせいで、そういう接し方しかしらないのかなぁ?
そういうことにしとこう。