第7章 Battle7 神かくしの前兆?
「オ前、昨日何故来ナカッタ」
「ごめん、昨日は忙しくて」
「今日ハ、二時間ダゾ。ワカッテンノカ?」
「朝一時間して、夕方一時間するね」
「忘レルナヨ」
僕は、更衣室で水着に着替える。
そうして、急いでプールに飛び込んだ。
元々、長距離選手だった私は泳ぎながら休むことも覚えてる。
そのおかげで、何時間でも泳ぎ続けることができる。
でも、海で泳ぐことはできない。
だって、プールと海じゃ泳ぎ方がかわるから。
「駄目ダ、来ルナ。アイツハ、昨日サボッタブンヲ取リ戻シテルンダ」
――誰だろう?
泳ぎを止めて、確認しようとすれば、すぐに笛が鳴る。
仕方ない、ロボットに任せて泳ごう。
そうして、また泳ぎ続けると笛が鳴る。
終了の合図だ。
「ねぇ、誰が来てた?」
「小サナ子供ガ、二人ダッタゾ。今度、連レテ来テヤレ。俺ラガ相手シテヤルゾ」
小さな子供……?
短刀の誰かかな?
「まぁ、また夕方来るね」
「アァ、待ッテルカラナ」
こうして僕は、身支度を整えるとリビングのほうに移動した。
すると、そこには出来立ての朝食と共に、薬研と乱ちゃんが座ってた。
「あれ、二人とも来てたんだ」
「お、おう……、おはよう大将」
「あ、おはよう!!」
子供2人は、薬研と乱ちゃんか。