第7章 Battle7 神かくしの前兆?
「この二人、朝から怪しい行動をしてたんですよ。気をつけてくださいね」
「ははっ、長谷部の旦那。そんな警戒すんなよ。俺っちたちは、何もしねぇって」
「そ、そうだよ! 僕らは……、ほら、昨日のアイスのお礼を言いたかっただけなの!」
「……本当か?」
「まぁまぁ、自由に出入りしていいのは、君らと同じ条件なんだし。そんな、目くじら立てなくても」
「ですが、主様……」
こうして、僕らは朝食を食べることになった。
だいぶ家の生活になれてきた刀剣たちは、テレビやパソコンの使い方も熟知するようになったみたい。
パソコン画面には、とうらぶの画面が表示されてた。
誰かが変わりに出撃してくれたらしい。
朝リビングについた時には、既にテレビがつけられてたし、プールに行く前は掃除機の音もしてた。
「それにしても、恵ちゃん。朝早く何してたの?」
「あぁ、昨日運動してなかったから、運動しに行ってたんだ」
「へぇー、そんな施設があるんだ?」
「うん、プールが作ってあるから。昔ね、シーガイヤっていう人工的な海を作ったアトラクション施設があったんだよ。それが、閉鎖されたからって、弟が趣味で同じやつをそのまま作ったわけ」
「それなら、海に行けばいいのにねぇ」
「海が綺麗じゃない場合もあるからさー」