第6章 Battle6 みっちゃんの手料理と忠犬の訪問
さて、助かったところで、タンス部屋で残りのお菓子を食べるかな……。
僕は、軽い足取りでタンス部屋に向かう。
しかし、そこには誰も居なかった。
居ないどころじゃない、僕の荷物も見当たらない。
何処、僕のスナック菓子とジュースは何処なの!?
「恵ちゃんー、使いさしのジュースどうしたのー?」
「薬研と倶利伽羅と3人で飲んでたんだけど、見当たらなくて……」
「そっか、新しいやつ開けようね」
そんな、倶利伽羅のやつ……、本丸でスナック菓子食べてるんだな……。
くっそー、季節限定の味がいっぱいあったのに。
一応、僕は二階の部屋に行く。
そこで食べてないか、確認するためだ。
一つ一つ部屋を確認していくと、鳥の巣ベッドの中で気持ちよさそうに眠る倶利伽羅が。
近くには、バッグの姿は見当たらない。
まだ、バッグは残ってるのかな?
タンス部屋に戻って探してみたら、何処にも見当たらない。
お気に入りの買い物バッグだったのに。
その日、夕飯間際まで探したけど、お気に入りの買い物バッグは見当たらなかった。