第6章 Battle6 みっちゃんの手料理と忠犬の訪問
「おい、もっと大きなサイズはないのか?」
「あるよー、同じ冷凍庫に入ってる」
「さっさと食い終わって、持ってこい」
「えー、私が怒られるじゃん……」
なんだよー、倶利伽羅のやつ……。
こんなに苦労してアイスとってきたのにさー。
っていうか、ニキが2つ持ってるんだし、わけてもらえばいいのに。
とりあえず、僕もアイスを食べ終わった。
外は、まだ喧嘩が続いてるっていうか、更に悪化してる。
あちゃー、ほっとけば解決する問題じゃなかったか……。
でもさ、こういうの喋りかけにくいよね……。
「おら、さっさと行ってこい」
「う、うん……。わかってるよぉ……」
くそー、倶利伽羅めー。
後で覚えときなよー。
僕は、腹をくくって僕は3人のほうに近づいて行く。
「さっきから何やってるの?」
「恵ちゃん……、長谷部くんが、ここから出て行けって言うんだ……!!」
「主、誤解です。私はそのようなことは言っておりません……!! ただ、主の家に押しかけて、邪魔になってると言ったんです!!」
「ほら、言ったじゃないか!! 僕は、何度も恵ちゃんの身の回りの世話をしてるって言ったよね?」
「ふん、そんなの俺一人で十分だ!!」