第6章 Battle6 みっちゃんの手料理と忠犬の訪問
ちらり、と近くの戸棚を見れば、スナック菓子の山。
とりあえず、大きなバッグを用意して、ジュース、コップ等も入れていく。
その後、スナック菓子も大量に入れて、隠れる準備は完了。
後は、タンス部屋に帰るだけ。
喧嘩は……、鶴丸頑張れ。
ごめんね、三人共。
やっぱり、刀剣の喧嘩って怖いからさ、ほら。
別に、お菓子優先ってわけじゃないよ。
こうして、僕は無事にタンス部屋へ到着した。
3人の様子を見て閉めようと思って、後ろを振り向いたその瞬間……。
真後ろには、何故か薬研藤四郎。
驚いて声を出そうとすれば、「しーっ」と合図を受ける。
とりあえず、部屋に帰ろう。
「お前……、火事場泥棒みたいな真似したな?」
「ま、まぁまぁ……、こういう状況じゃなきゃ食べれないからさ」
「食ったら、喧嘩を止めに行けよ?」
「わかってるって。アイスだけ食べさせて」
バックの中を覗いてみれば、アイスは4つ入ってた。
クッキーとチョコレートブラウニーだ。
薬研め、いつの間に……?
「すまんな、大将。それは俺っちのだ」
「あー、はいはい」
とりあえず、僕はショコラミントを確保。
「ってか、ニキっていつの間に来てたの?」
「あぁ、今朝方燭台切が吸い込まれていくのを見たんでな。同じように、鶴丸とへし切も同じことをしてたから、こりゃ何かあるなと思って、ついて来たんだ」
「へぇー、そうだったんだ」