第6章 Battle6 みっちゃんの手料理と忠犬の訪問
「どうする、暫く喧嘩し続けるぞ?」
「どうするって言われたって……」
「お前が止めなきゃ、ずっと喧嘩し続けると思うが」
「うっわー、マジ?」
なんて言えばいいんだろう……?
「お前が止めれば、長谷部も光忠もすぐに止める」
「そんな簡単にいくのかなぁ? っていうかそれじゃ根本的解決にはならないと思う」
「それを、どうにかするのが審神者の仕事だ」
「うっへー、きついもんだなー」
「ついでに、アイスも取ってこい」
「みっちゃんが怒るから、駄目だよー」
刀剣にパシられる審神者って、これどうなの?
一応、刀剣は付喪神っていうのは知ってるけど。
立場的に、私が主でしょ?
とりあえず、ここで隠れてるわけにもいかないし。
諦めて、外に出よう。
ドアから顔を出せば、必死に2人の喧嘩を仲裁しようとしてる鶴丸が居る。
頑張れ、頑張れ鶴丸。
僕は、とりあえずアイス食べる。
そろりそろりと抜き足差し足忍び足で冷蔵庫の前に到着。
3人は、喧嘩にヒートアップしてるせいで、全く私の存在に気づかない。
とりあえず、どの味でもいいや。
ちゃっちゃと2人分用意しちゃえ。
ぱっと取り出すと、ショコラミントとレモンパイ確保。
おー、2つとも期間限定じゃないか。
僕は、そのままスプーンも確保。