• テキストサイズ

【刀剣乱舞】刀剣英雄

第6章 Battle6 みっちゃんの手料理と忠犬の訪問


こうして、僕の準備は終わった。
本当なら、倶利伽羅の手伝いをしなきゃいけない。
でもね、その前に一つやりたいことがある。
みっちゃんが、お風呂掃除してる今だからこそ、できることだ。

そう、ダッツを食べよう!!

なんだか、今のみっちゃんだと絶対止めてきそうだし。
口止めに、倶利伽羅のぶんまで準備しよーっと。

とりあえず、真っ先にスプーンを2個確保。
その後、四角い巨大冷凍庫の中から、ダッツを探す。
僕はチーズケーキがいい。
倶利伽羅は何がいいだろう?
とりあえず喧嘩しないように、同じチーズケーキにしよう。
って、なかなかチーズケーキが見つからない。

「恵ちゃん、何やってるの?」
「えーっと、アイスの準備を……」
「さっき、食べたばかりだよね? それに、後3時間もしたらまた夕飯だよ? わかってる?」
「うん、わかってるわかってる」
「まさか、自分で食べようなんて思ってないよね?」
「……あれ」

顔を上げれば、そこには台所の王者。
お風呂のスポンジ片手に仁王立ちしてらっしゃいました。
あわわわわ、どう言い訳しよう……?

「う、うん。そうだよ!! ほ、ほら……、同田貫! 同田貫食べるかなぁって……!!」
「そう? それなら、同田貫くんが来た時にあげようね」

スプーンは没収。
僕は、冷凍庫の前から引き離されてしまう。
あぁ、ダッツのチーズ味……。
/ 423ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp