第8章 空での戦い方
ー翌 火曜
日「田中さん!」
田「お?」
日「お、一昨日はすみませんでした!」
田「おう!さっき影山も来たぞ。俺も殴って悪かったな!乱闘止めるとか燃えて力入りすぎた!」
日「田中さんの1発聞いたッス」
田「けど、女子の前で喧嘩なんかすんじゃねぇ!谷っちゃんが真っ青だったぞ。あと、教頭の前でもだめたぞ!それ以外でやれ!」
日「オス!」
田「あぁ、それと、べにさんにも謝っとけよ。」
日「?」
田「気づいてなかったのかよ、、、お前らべにさんのこと突き飛ばしたんだよ!ケガはなかったけど、、、」
日「!?あ、謝ってきます!!」
日「べ、べに先輩!」
「んー?どした、しょーよ」
日「お、一昨日は突き飛ばしちゃってすみませんでした!」
「あー、いーよ。無闇に間に入ったのもいけなかったし」
日「けど、「日向ァ、ちょっと来い」
「ほら、行ってきな。」
日「はいっす!」
しょーよがスガたちのチームに入って試合をするようになってから、各自やるべきことを見つけ、練習し始めた。
次の日の学校。
「飲み物買ってくる。」
いつも通りスガと話してたら唐突に飲み物が欲しくなって、体育館前の自販機に行こうとした。
あたしにしては珍しいことで、教室を滅多に出ないはずなのにこの日は違った。
廊下で女バレの道宮さんとだいちが話していた。
内容はバレーの事だった。たぶん。
けど、道宮さん、すごく嬉しそうだった、、、。
きっとだいちのこと好きなんだろうなーって思ったら、飲み物なんて飲む気にならなくて来た道を引き返した。
菅「あれ?飲み物は?」
「行くの面倒くさくなった。」
モヤモヤする気持ちにフタをするように机に顔を伏せた。