第21章 取扱説明書?
「失礼します。、、、あ、やっぱり居た。」
そう言葉を発して保健室に現れたのは俺の彼女の一番の理解者とも言うべき
「ちか、」
縁下力。
「お前ちゃんと連絡入れろよ。気づくの遅れたじゃないか」
「めんごー、、、」
「ったく、、、」
片手を上げて軽く答える朱莉。
ツカツカと歩み寄り、制服のポケットをゴソゴソと漁って広げられた掌に転がる錠剤。
「ほら、薬。どうせ飲んでないんだろ?腰は?頭は痛くないんだろ?昼飯は?食欲無くてもちゃんと食えよ。トマトジュースも飲め」
病気の子供を看病する母親のような姿。
ヤキモチを妬くとかそうゆうレベルじゃなく、ただ呆気にとられた。
「あの、縁下?」
「あ、すんません大地さん。コイツ朝不機嫌でしたよね。」
「お、おう。」
「この馬鹿ッ。薬切れたなら俺ん家寄ってから行けって言ってるだろ」
「だからごめんてー」
「ホントに反省してんのかよ!」
すみません俺話に付いていけないっす。