第20章 コイビト
結局本当のことは言わず、だいちに心配されながら教室に戻った。
荷物をまとめて二人で部活に行った。
日「べべべにさん!!!?そのほっぺたどうしたんですかッ!!!?」
体育館に入った瞬間翔陽に思いっきり詰め寄られた。
「引っ叩かれちったぜ」ドヤ
澤「ドヤ顔するんじゃありません。」
仕返しじゃあぁぁ!と燃える龍と夕を宥め、仕事に取り掛かろうとしたら潔子とやっちゃんに仕事禁止令が出された。
ナンテコッタイ。
怪我したわけじゃないのに(してるけど)
動かないのヒマ。切実に。
ブーブー言ってたら準備を終えただいちに
澤「俺のジャージに包まってていいからじっとしてなさい」
って怒られた。解せぬ。
アップが終わったくらいに烏養さんが来て、腫れたほっぺを見られて笑われた。
非常にムカついたので肩のツボをグリグリと押してやった。
その後涙目で文句を言われた気がしたけど耳をふさいでいたのではっきりとは聞こえなかった。
心配して頭を撫でてくれたのでまぁ許してあげなくも無い。