第20章 コイビト
「スガ、、、。ごめん、、、。」
菅「なに謝ってんの?」
「だって、あたしのせいで、、、」
菅「お前のせいなんて思って無いから。な?」
「、、、。」
菅「らしくないぞー?そんなしおらしい朱莉なんか!」
「、、、ごめん。」
今までもこんなことがあったんだろうか。
もっと朱莉の過去を知りたいと思ったし
支えてやりたいって、強く思った。
菅「ほら、大地来たら心配するから。そんな暗い顔すんなって!」
「わかっ、、、た。」
そう言って窓の外を眺め始めた。
「ありがと、スガ。」
小さな声だったから、きっと俺にしか届いてなかっただろう。
菅「ったく、最初からそう言えよな。」
俺からしたら当たり前の事だったんだけど、
菅「どーいたしまして。」
お前からお礼言われるのは
なんかいいな。