第4章 おべーんきょ!
烏「お前、見学か?」
この人見たことない。いや、ある気がするけど名前わかんない。
「さーむらに見てけって言われました」
烏「ほー。あいつがねぇ」
なんかニヤニヤしてる。少し腹立つ。
烏「それより肩って?」
「さーむら、この前肩庇ってバレーしてたんでテーピングしてやったんです。」
烏「あーやっぱりか」
「やっぱり?」
烏「おかしいなーとは思ったんだけどよ。確信持てなくてな。お前良く気づいたな!」
「床に寝っころがして刺激しました。」
烏「お前大胆なんだな。」
「いえいえそれ程でもー」
烏「褒めてねぇかんな」
そしてジーッと私を見たあと地毛か?と聞いてきた。
やっぱ気になるよね。
「地毛ですよ?」
どーせ信じないだろうけど。
烏「珍しい色だな。親譲りとか?」
「へ?」
なんで、この人。
烏「ん?親譲りなのかって聞いたんだけど」
「信じてくれるんですか?」
烏「信じてくれるも何も、本人がそう言ってんだからそうなんだろ。」
「、、、ありがと、ございます、、、」
烏「お礼言われるようなことした覚えねーよ」
やっぱりここ、好きかも。