第17章 春高一次予選
澤「で、さっきの輩とはどんな関係なんだ?」
はいどうもコンニチハ。先程の出来事の直後巨人共に囲まれました紅林朱莉です。
お願いだからそこのマネージャーさん、可哀想なモノ見る目で見ないでください。てかやっちゃんSOS。この過去だけはマジで言えねぇ。
澤「ど、ん、な、関係なんだ?」
澤村様どうかお命だけはお見逃しくださいまだ生きてたいよ。
「な、内緒☆」
澤「え?」
「すみません他校の絡んできた奴シメてた時に偶然知り合って仲良くなった奴です。」
ちかでさえも知りえない過去を暴露したあたし。
皆さん目が点だよ、わぁ面白ーい。
菅「シメてたっていつ?てか他校のってドコ。名前は?特徴は?もしかしてさっきのヤツ?」
「正直に話すから落ち着いて下さい。」
普段温厚な人ほど怖いって言うけどそれホントだね。スガめちゃくちゃ怖い。
冷や汗垂れ始めたその時、大きな声が外に響いた。
日「お待たせしましたーっ」
影「遅えボゲェッ」
「「潔子さんご無事で何よりっ」」
救世主到来によりソロっと巨人の輪から抜け出そうとすればスガに頭を鷲掴みにされた。
菅「逃げれると思うなよ?」
お前は鬼か。
味方につけようと思った潔子まで取られ、逃げ場のなくなったあたしは、仕方なく黒歴史とも言える過去をポツリポツリと話し始めた。