第17章 春高一次予選
翔陽が忘れ物を取りに行って10分以上
取りに行くだけにしては遅すぎる時間
田「潔子さん遅くねえかっ」
西「見に行くか!」
潔子親衛隊がソワソワし始めていた。
その時会場から出て来た、見るからにヤンチャしてそうな集団。元々他にキョウミとか無いから分かんないけど、近くの高校では無い筈。
西「んぬぁに見てんだこの「ん"オ"フン"ッ」
ジロジロ見られた龍が喧嘩を売ろうとした直後直ぐ様だいちが止めにかかった。
あれ、、、?
金髪に目立つピアスを付けた先頭の男、、、
どっかで見た気が、、、あ
「てるしー、、、?」
照「あ?」
思い浮かんだ名前?を背中に投げかければクルリと振り向いた彼。
「あ、やっぱてるしーだ。」
照「、、、あぁっ!べにさんじゃん!」
出会った頃と変わらないハイテンションぶりに若干引き気味なのも気にせずグイグイ来る彼。
ごめん、自分から話しかけたけどさ、後ろからの視線刺さり過ぎてそろそろ蜂の巣になりそうだよ。
「あー、また後で連絡して。アドレスまだ持ってる?」
照「もちろん消してねぇっすよ!じゃーまた後で!」
「また後でなー。」
懐かしの彼と別れを告げ、そうっと後ろを振り向けば烏野のみんなの視線はもちろん自分で
「えーと、、、うん、一旦落ち着こうか。」
話しかけなきゃ良かったと後悔した。