第17章 春高一次予選

そんな時、一人の女の人がやって来た。


「うわぁ、大きい､､､！」


大野屋「お？美加子先生じゃねぇか」


美「あれ！大野屋さん、こんにちは！」


大野屋さんによれば昔ご近所に住んでいたの中学バレー部の先生らしい。


特に話すつもりもなかったし試合に目を向けていた。


ネット際の勝負になるとどうしても翔陽よりも上を行かれてしまう。


「おー翔陽イラついてんねぇ。それに比べ飛雄は､､､」


ここから見ても分かるほどイライラする翔陽と何故かビックリするほど冷静な飛雄。


ようやく獲れた１点は相手のサーブミスだった。


谷「やっと１点､､､」



飛雄の強烈なサーブはカットを乱したものの、二段トスで９番くんに上げられた。


スパイクはまたブロックの上からで、コートに鋭く打ち付けられた。



ピーーッと高い音が鳴り、烏野がタイムアウトを取った。


「烏野、手も足も出ないって感じだな～」


谷(そんな事あるもんかーっ)


やっちゃん顔､､､落ち着きなよ､､､


何で今タイムアウト取ったのか､､､


「あ、そーゆうことか。」


気づいたのは守護神様と大黒柱様かな？


タイムアウト明けの９番くんのスパイクの時、夕がクロス側に寄った。


西「ダッシャアアイ!!!」


あの小さな体で勢いを全て受け止め、綺麗なレシーブを上げた。さすが守護神。