第17章 春高一次予選
先に試合の終わったあたし達は次の対戦相手の試合を入口から見ていた。
離れた所から見ても分かる身長の高さ。
跳ばなくてもネットから出てしまう長い腕。
日「ヒイッ」
田「うぎゃっ」
東「、、、う〜ん、、、凶器、、、身長が凶器、、、」
清(田中バナナ似合う、、、)
まあ反応は様々なようだけど。
「田中はバナナ似合うねぇ。」
田「(きっとサルみたいって言いたいんだろうけど先輩だし何か言ったら大地さん飛んでくるだろうし怖いから)、、、あざっす。」
ピピーーッ
「ん、終わったね。相手は2mか。」
澤「次の試合を勝てば一次予選突破で、10月の代表決定戦へ進める。絶対突破するぞ。」
「「「ウス、、、!」」」
谷(、、、本当に、、、一回負けるだけで終わりなんだ、、、なのに___相手は2m、、、!)
翔陽の横を通った角川学園の9番は烏野一背の高い蛍よりもずっと高かった。
日「ううぅ、、、2mでっけぇなあ」
山「201cmと、162cmか、、、」
日「! 四捨五入すればおれは163cmです!」
月「201cmと162cm、、、約40cm差か、、、」
日「聞けよ!」
話の逸れた1年ズはキーテイちゃんだのテカチュウだのフジクジラだの言っていた。
月「センパイは幾つなんですか?」
「何がでしょーか。」
月「決まってるじゃないですか。身長デスヨ。」
「誰が教えるか。」
攻防を繰り返しているうちにコートに入る時間になったので教えずに済んだ。