第16章 お肉争奪戦
__悩むこと数分
「うん、これかな。」
一つのシューズを手に取った。
「サイズは、、、お、あった。」
何も言わず近くの椅子に座っていた彼に選んだシューズを手渡した。
「試し履きしてみて」
牛「、、、あぁ。」
中の詰め物を出して足を入れ、靴紐をキツめに縛りスッと立つと驚いたようにほんの少しだけ目を見開いた。
「どう?まだ新品だから自分の足の形になって無いと思うけど」
牛「今までで一番しっくりきた。」
「良かった」
牛「これはなんと言うモデルだ」
「最近出たやつだよ。」
牛「そうか、次来たら買おう。」
表情はあまり変わらないけど、どうやら気に入ってもらえたようだった。
靴紐を緩め、箱に戻して元あったところに返すとまたもや牛島くんはあたしを見ていた。
牛「お前は変わっているな」
「うん、それ牛島くんだけには言われたくないかな。」
牛「俺のどこが変わっているんだ」
「そうゆうとこかな。」
ハイ無自覚ーっ!白鳥沢の皆さんいつもご苦労さまです。謹んで労いの言葉を送らせて頂きますね。