• テキストサイズ

澤村くんとトラウマ少女【HQ!!】

第16章 お肉争奪戦








テーピングの前にこの失礼男をどうしたもんかと思考回路を働かせていると「どれだ」と声をかけられた。



「どれって?」


「どのテーピングだと聞いている。」



いや、言ってないよね?どれだ、しか言ってないよねキミ。深読みしろってか?初対面相手にそんなこと出来るか。


「その、右から3番目の一番太いやつ。」



お得意のポーカーフェイスでなんとか乗り切り取りたかった物を告げるといとも簡単に取ってしまった。



「あ、ありがと、、、」


「ついでに取ったまでだ。」



なんて無愛想なヤツ。とまぁ、自分のことは棚に上げて相手を好き勝手非難する。


良い子はやったらダメだよ?


何を思ったのかあたしを(正確にはあたしのジャージ)を見つめて一言。



「、、、お前、烏野バレー部か」


「そう、ですけどなにか?」



ここにきてやっとまともに失礼男の顔を見た。



この人どっかで、、、




あ、



「うしじま、わかとし、、、」


牛「俺を知っているのか」


「高校バレーに関わってて知らない人居ないでしょ」


牛「そうなのか」



うん訂正、ド天然失礼男だ。



翔陽とか飛雄と話すより大変な予感、、、。


/ 436ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp