第16章 お肉争奪戦
合宿から2日後の事だった。
清「あ、備品足りない。」
潔子が備品の残りを確認していたら唐突に声を上げた。
「何が足りないの?」
清「テーピングとスプレーと粉、あとタオルが数枚要交換」
「合宿でいっぱい使ったもんねぇ。」
清「まだあると思ってたのに、、、。」
見逃していたことがショックだったのかあからさまにショボンとしている。あー可愛らしい。どっかの主将とは大違いだ。
「じゃああたしが買ってくるよ。」
清「朱莉が!?」
「いや、ビックリしすぎでしょ。あたしだって買い物くらい行けるし」
清「そ、そう言う意味じゃなくてね?」
「ではどういう意味デスカ」
するとうっ、、、と黙り込み、「でもいいの?」と90度話の進路を変更してきた。まぁ潔子だから許す。
「いいよ。潔子の方が仕事し慣れてるし、ストレッチは各自出来るように教えてあるから」
清「、、、じゃあお願い。お金は武田先生に言って部費で出してもらって。」
「分かった!」
という訳で先生に事情を話して今日の部活は休ませてもらって買出しに行くことになった。
そして新たな出会いが始まろうとしていた__