第16章 お肉争奪戦
黒「それに、エースがトップ3だからって、チームもトップ3ってワケじゃねーぞ?」
木「そーだそーだ!」
ちょっとコタが子供みたいに見えるんですが気のせいですか?
黒「まぁ“サクサ”の居る井闥山は優勝候補筆頭だけどな」
「「じゃあ、それを倒せば日本一ですか!!」」
翔陽とリエーフが全く同じタイミングで同じ言葉を発した。
黒「! 言うねぇ〜ヘタクソトップ2」
嫌味たっぷり増量中の顔で言うことは1人前な二人の意見をバッサリと切った。
灰「日向が1位か」
日「研磨がサーブもレシーブもおれの方が上手いって言ってたぞ!」
灰「ガーン!」
当の研磨は地面に座りケータイでゲームをしていた。
「“どんぐりの背比べ”って言うんだよ、そうゆうの。」
「「「どんぐりって背比べするのか?/ですか?」」」
聞こえてきた声は3人分。
え、3人、、、?
「えっ、、、な、んでコタまで、、、?」
黒「ベにちゃんソイツまじでバレーしか頭にねーよ。」
「、、、けーじの為にも留年なんてしないでね?」
木「ん?なんであかーしのため?」
「もう1年コタの面倒見なきゃいけないなんてけーじ可哀想だから。」
そう言ったらしょぼくれモードが発動してみんなで笑った。