第16章 お肉争奪戦
無事にお母さんたち(スガとやっくん)のところに辿り着いたあたしは烏野のおかーさんにお皿を差し出した。
「スガー。あたしの分のお肉取って下さい。」
菅「ほいどーぞー」
紙皿にちょっと多めにお肉と野菜を盛ってもらい、やっくんと海くんと一緒に食べ始めた。
夜「なんかスガ君おかーさんみたいだね。」
菅「それね、そっくりそのまま夜久くんに返すね」
夜「なんのこと?」
んなわけねーだろ?みたいな笑顔で返した後、やっくんは「あ、」と声を上げた。
「どしたの?」
夜「あれ。」
指さした先にはコタ、クロ、だいちに絡まれる無気力ボーイズたちの姿があった。
菅「、、、親戚のおっさんか。」
夜「そしてウザがる現代っ子」
海「気付いてて面白がってるな、主将連中は」
「逃げてきてよかったー」
夜「なぁスガくん」
菅「お?」
夜「烏野のあのコ、挙動不審だけど大丈夫?」
またやっくんが指さした方向にはお肉を食べたくてキョロキョロしているやっちゃんがいた。
「やっちゃんの危機、、、!助けに行かねば!」
菅「なんのキャラだよそれ。」