第15章 vs梟谷
烏「学年一、、、だと、、、!?」
信じられないという目であたしを見つめてくるけーしんさん。
「信じてねーし、ねー?武ちゃん先生!」
武「あ、はい!紅林さんは学年一の学力の持ち主ですよ!」
(ドヤァァァ)
烏「そいつすげーむかつく。」
「まぁ、話戻すとして、」
武「やはり壁になるのは白鳥沢、青葉城西、あたりですか。」
武ちゃん先生の切り替えの速さにあたしはビックリしております。
烏「、、、それもあるが、、、春高は、チームによっては3年が抜けて全く違うチームになってる所も多い。基本的には1、2年だけの新チームでまだIH程の力が出せない事が多いけど、、、
3年が抜けることで元々主力だった2年が急にメキメキと頭角を現してくる事もある。
“強い世代”に変わることで、とんでもないチームが出てきたりするからな、、、」
武「こ、、、怖いですね、、、」
烏「でも一番のダークホースは俺達だぜぇ、、、」
熱くなりすぎてメキョッっと手に持っていた缶を握り潰していた。
「そんなので怪我しても見てやんなーいっと」
烏「はっ!?待てよ!せめて絆創膏くれ!血ィ出た!!」
仕方ないので絆創膏だけあげた。あたし優しい。
日差しに当たるのが段々と苦痛に感じて烏野3年ズのいる体育館内に逃げ込んだ。
「、、、だれかあたしに“涼”をください、、、」
菅「朱莉、扇いでやるからこっちゃ来。」
「ありがと、ママ」
菅「頼むから人前では止めろよな?」
考えておきます、とだけ返してタオルで扇いでもらった。