第14章 必殺技
ー澤村ー
朝飯前にこってり木兎と黒尾に“お話”をした後、トイレに行くと廊下から誰かの声が聞こえた。
「__ハイ。予定通りで__」
澤「?」
角からそっと様子を覗くと監督達が話をしていて、、、
澤「、、、!まじかよ、、、」
ー朱莉ー
朝からセミが鳴いて気温はそこまで高くないはずなのに暑いという錯覚を起こす。
澤「フライング一ッ周ゥーッ!!」
「「ウィース、、、」」
みんながペナルティをやり始めてのを見て、あたしは音駒の所に向かった。
「芝ちゃん戦績表見してー」
芝「どうぞ!」
、、、60敗ィ、、、。
黒「、、、罰を熟すすがたに異様な貫禄、、、」
海「前回の遠征も含めて他の何倍も罰やってるもんな、、、」
夜「お!烏野のチビちゃんがめっちゃフライング上手くなってる!」
灰「“チビちゃん”て!夜久さんと日向、あんま身長変わらないじゃないですかぁ!」
ん?死亡フラグ建設?!
やっくんに視線を向けるとリエーフに華麗な回し蹴りを決めていた。
黒「今のは擁護できない。」
山本「夜久さんに身長の話はタブーだと言ったのにバカめ、、、」
あーあ、やっくん不機嫌になっちゃったし。ご機嫌取りしてこよ!
「あたしリベロのやっくんかっこいーと思うよ?」
夜「! ありがとな、べに!」
「事実だよー」
やっくんの横に立ってそう言うと頭を撫でてくれた。
ポンポンと優しく頭を撫でられるのが好きだったりする、から、すごく得した気分。