第14章 必殺技
しばし硬直していると日向にからかわれたから下痢ツボ押して黙らせた。
後ろでなんか喚いてるけど、うん聞こえない。
赤「月島。埒あかないからこのまま俺らで運んじゃお。」
赤葦さんがなかなかの曲者だと再認識した瞬間だった。
赤「日向とリエーフも逃げるよ。」
少し離れてまだ争ってる2人を横目に赤葦さんがべにさんを姫抱きしてそろりと体育館から出た。
もちろん2人にはバレないように慎重に。
日「2人は放って置いていいんですか?」
赤「いいよ。もう少ししたら気付くはずだから。」
赤葦さん、「付き合ってらんねー」って顔に書いてあるんですけど。
灰「あーべにさん可愛い!俺も抱っこしたいです!!」
日「俺も俺も!!」
赤「抱っこって、、、何回も移動させると起きちゃうからごめんね。」
灰「うー、、、分かりました。」
あからさまにシュンとする単細胞組。僕?僕は見てるだけでいーです。
赤「それよりこの人軽すぎない?」
月「さあ、僕は抱いたことないんで分かんないですけどその人結構食べてますよ?」
赤「じゃあ太りにくい体質なのかな。あと月島、抱くってもう少し別の言い方しなよ。」
「「?」」
月「気をつけマース。」
これが馬鹿組でよかった。そうじゃなかったら危なかったかも。