第14章 必殺技
ー先生ズー
日向が木兎に必殺技を教えられている頃
各校の指導者たちは学校近くの居酒屋モンゴルへと足を運んでいた。
連日通い詰めたこの店とも暫くはお別れになるだろう。
武「いや〜しかし、60セット以上やって今のところ勝ったのが3セットとは、、、茨の道を来たものですね〜」
烏「んはは!確かにな
、、、まあもし、青城戦の時のあいつらならもう少し勝ててただろうけどな。
日向・影山の変人速攻と囮を軸にした烏野の攻撃スタイルとして、それなりに纏まっていたからな。
でもそれだと限界が見えていた。現に青城には負けた。だから新しい事を始めた。」
武「分かってますよ。今は夫々が“歯車”を作っている最中。全てが未完成で関東の強豪に勝てる筈もない、、、
__でも、歯車が 噛み合ったら。」
2人の指導者が烏の“これから”を想像した時
既にアルコールの回った猫又監督が横からぬっと現れた。
猫「音駒に簡単に勝てると思うなよォ!?」
武「!? 簡単にだなんてそんな!!
、、、満を持して勝ちます。」
猫「!言うようになったな先生〜!!わはははははは!!!」
その“歯車”が噛み合うようになるまで、
あと少し__