第13章 黒尾
黒「なんであーなった」
木「それが戻ってくるなりミーティング中の6番君に抱き着いてよ、それからあんな感じ。」
黒「あのタオルは」
澤「人前であーなった時の対処法らしい。」
黒「よく分からんがなるほど。」
澤「それより黒尾。」
いつもの声のトーンで呼びかけられたからと気軽き振り返ったのがまずかった。
澤「アイツ(朱莉)となんかあった?」
あ、やべえマズった。
澤村クンのお顔にはとっても爽やかな笑顔。
これ烏野で稀に見るマジギレしてる時のやつだ。
黒「あーーーーえーーっとぉ、、、」
なんて言えばいいのか分かんねえ。いや待て俺は怪我の治療してもらっただけだろ!
黒「普通に怪我の治療してもらいました。」
澤「なんで敬語なんだ。」
ふぅっと息を吐くと「スマン、八つ当たりだ」と謝罪の言葉をこぼした。
ほら見ろ馬鹿べにちゃんめ。
お前こんなに愛されてんのに、何が不満なんだ。