第12章 眩しい
流石にイライラが募ったので木兎と黒尾の肩に後ろからポンッと手を置いた。
澤「お前らいい加減にしろよ?」
「「、、、ハイ」」
ストンと地面に降ろされた朱莉は安心したように大きく息を吐いた。
清「朱莉、お風呂行くよ。」
「あ、行く!」
清水の誘いによりこの場を回避できた朱莉はそそくさと食堂から出ていった。
木「あーぁ、逃げられちった」
黒「ま、いいじゃん!ところで澤村君よ。俺らも一緒に風呂入ろ?」
澤「気持ち悪い。」
木「キモイぞ黒尾!」
黒「二人ともストレート過ぎ!!!」
とは言え風呂に入りたかったことは事実なので渋々一緒に入ることにした。
木「澤村君やっぱガッシリしてんねー」
澤「そうか?木兎は引き締まってるな。」
黒「俺は俺はー?」
「「黒尾はー、、、」」
黒「うんうん」
「「もうちょいだな!」」
黒「ガンバリマス」
脱衣所から出ると3人で入るには広すぎるほどの浴場。
澤「さすが私立ムカつくわー」
木「だよなぁー!」
黒「お前んとこも私立だろうが!」
ツッこまれた事を気にも止めず木兎はあっ!っと声を上げた。
木「露天風呂行こーぜ!」