第12章 眩しい
流石にむさ苦しい男共の中には入っていけない清水が俺のことろにやってきた。
清「澤村は混ざってこないの?」
澤「あぁ。もう十分言いたいことは言ったからな。」
清「言うだけじゃ無かったみたいだけどね」
澤「な、んの事だ?」
清「ジャージ、胸のとこ濡れてる。」
反射的にそこを見ると、、、確かに濡れていた。
澤「はぁ。清水目敏すぎ。」
清「他にも何人か気づいてる」
澤「」チーン(遠い目)
なんてことだ、、、、
清「余裕かましてると盗られるかもよ?」
清水の視線の先には、朱莉を高く持ち上げる木兎がいた。
木「お前やっぱ軽いなーっ!簡単に持ち上がるぞ!」
「いーやーだー!!!離せっ!」
黒「ぼっくん次おれー!」
「次とか無い!!持ち上げんなっ」
木「んー、やだ!」
「ッ、、、!!」
おい何で顔紅くなんかしてるんだ。
赤「木兎さんもう止めてあげたらどうです」
黒「赤葦はパワー足んなくて抱き上げらんなそうだな」
赤「は?出来ますけど」
出来ますけどじゃない。朱莉に、触るな。
フツフツと湧き上がる俺の嫉妬心。
あぁクソ、ムカムカする。