第12章 眩しい
一方黒尾。
不覚にも、気づいたのは研磨の一言によってだった。
弧「クロ、あの人いない。」
黒「あのひと?」
弧「さっきの、烏野の赤い髪の人。」
黒「、、、はぁっ!?いつから!」
弧「30分前。」
黒「もっと早く言えよ!!」
ペナルティをこなし、勢い良くドリンクを消耗する烏野メンバーの元へと向かっていた。
黒「なぁ!お宅のマネちゃん猫みたいなんだけど!?」
澤「試合終わって先ずいう言葉がそれか。」
黒「試合中ベンチ抜けてどっか行ったっきりなんだよ!!」
菅「、、トイレとかじゃないのか?」
黒「30分も?」
澤「、、、、者共、探せ!」
「「「ラジャッ」」」
黒「なぜ時代劇風なのかは聞かないでおくね。」
こうして音駒の数名と烏野メンバーでいなくなったべにちゃんを探すことにした。
森然の校舎はそれなりに広いし、近くに森もある。
土地勘無いわけだから勝手に敷地内から出るとは思えねえけど、みんな必死になった。
特に澤村。
何なの二人してさ、早くくっつけよ。
俺に入り込む隙間なんて作らせんなよ。
あーもうこうなったら意地でも澤村より早くべにちゃん見つけてやろ。
んでドヤ顔してやる。
そう決めてまたあたりを探し始めた。