第9章 雑食
猫「うーん、小気味良い!小気味良い程に!
噛み合ってないねぇ!」
猫又監督の言葉と同時にスガのトスが龍の頭上を通過した。
菅「スマーン!」
森「うお!?烏野の連中!今、シンクロ攻撃やろうとしてなかったか!?」
他の高校も烏野の試合に注目し始めた。
スガがレシーブをした時、夕がバックゾーンから踏み切ってジャンプトスの姿勢に入った。
猫「おおっ!?」
東「あっ」
西「ア"ッ!?」
「あー、、、。」
ダンッ
夕はボールに触れることなくネット付近で着地した。
木「おい、あいつら今日どうした、大丈夫か」ブフー
梟谷の選手たち、、、というか主に木兎がずっと笑っていた。
直「どうしたんですかね烏野、、、調子悪いんでしょうか?」
猫「ほほ!その逆、じゃないか」
直「?」
猫「カラスだけあってさすが雑食性。
深い山奥だろうと歌舞伎町のど真ん中だろうと
食べられるモノは全て食べ、
自分より強い者は利用し、生き残る。
恐らくあれは、驚くべきスピードで進化している途中だよ。」
ラストは木兎のスパイクが決まり梟谷の勝利となった。
猫(ただ一人を除いて、、、かな?)