第4章 秘密の交わり方
「ニノ達、凄い怒ってたね…」
「そりゃそうだよ、相葉くん。
俺ら5人の中で、あの2人が最も壮絶な過去を持ってるんだから」
怒るのも、無理はないと思う。
「喧嘩なんて、初めてだよね」
話しかけても、翔ちゃんしか返してくれない。
「2人共、もう口聞いてくれないのかな?
このままケンカしっぱなし…?」
「…かも、しれないよ」
「そんなの、やだよ…ニノや松潤と話したり出来ないなんて…」
それを想像すると、涙が出そうになる。
「俺だってやだよ、そんなのは」
「相葉ちゃん、翔くん。
俺らがここで挫けちゃダメだよ、なんとしても2人に楓ちゃんを認めさせるんだ」
「うん、そうだねリーダー。
それ良い考え!」
「それなら、6人で楽しく過ごせるね」
「頑張ろ?2人共」
「「うん」」