第31章 パーティーと嵐様
「あーぁ…パーティーかぁ。
ニノちゃん、英語スイッチやっぱり入れるの?」
「考え中ですけど」
智先輩のニノちゃん呼びは、普通に受け入れる和先輩。
「うげ…英語…」
あからさまに顔をしかめる雅紀先輩。
「並び替えとか選択問題は得意なのにね、2人共」
「だってぇ…難しいんだもん」
「ま、良いんじゃね?そんなこと。
人それぞれだし」
「だよねー、松潤」
「必要最低限の努力は、必要だと思うけどな」
「うっ…頑張ります」
これが世に言う飴と鞭なんだ。
初めて見たや。
「良いんじゃない?英語でさ。
ノーマルだと辛いだろうしね」
辛い…?
「翔さんがそういうなら、そうします」
「なんかあったら、フォローするからな。
遠慮せずに呼べよ?」
「はい」